私は新卒から出産まで公立の綜合病院に勤めていました。

小さい頃からなりたかった看護師で、働くなら、安定した公務員、と思い、公立の総合病院に就職しました。 私は産婦人科病棟で働いていましたが、新しい命の誕生と向き合う職場はとてもやりがいがありました。 もちろん、喜びばかりの病棟ではありませんでしたが、新生児のお世話など、まだ子育てしていない自分には毎日が勉強でした。 看護師は10人いましたが、私がのんきで、あまり気にしないからか、結構、面倒な仕事があると、先輩看護師に呼ばれ、やらされたり、でも、勉強になる、と思って頑張っていました。 福利厚生がしっかりとしていた病院だったので、産前産後も安心して休み、育児休暇1年取って復帰しました。 お子さんのいらっしゃる先輩看護師は多かったので、自分も大丈夫だと思っていたんですが、育児休暇の1年は私にとって意外と長く、出産前とは違う気が張っていて、体力も持たない感じでした。 なかなか仕事に集中出来ない日が続いて、周りに迷惑をかけることも多くなり、もともと看護師同士の関係もうまくやれているわけではなかったので、周りに「もったいないよ。」「いろいろな休暇制度利用したら?」とは言われましたが、疲れすぎて子どもと向き合えないことにも自分は悩んでいたので、夫と相談して、辞めることにしました。 でも、なりたくてなった看護師を完全に辞めることは考えられなかったので、働く時間が選べるパート看護師を探しました。 4時間勤務なら出来そうだと思い、老人保健施設のパート看護師に応募しました。 新生児ばかり見ていた仕事から考えると大きな変化でしたが、ご高齢の方達もみんな昔は赤ちゃんで、たくさんの方にお世話をしてもらって大人になられ、誰かのために働いてこられ、今、ここに来ていらっしゃって、人間の一生を考えるようになりました。 介護が必要になられた方でも、その方にあったリハビリを行うことで、成長されていくんですよね。 人間はいくつになっても目標と希望と持つと、変わっていけるものだと勉強になります。 1人でも多くの方が在宅復帰できるよう、看護師の立場からサポートしていきたいと思っています。 今は育児も家事も良いバランスで出来ています。